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うつわとしての Design

建築は住むためのうつわづくりと良く言いますが、うつわといってもただの箱ではなく、生活する方法を生み出す空間であったり、使い方を生み出す空間であったりと、利用者によってその可能性を変化するものだと思います。見た目の美しさはもちろんですが、ユーザーが利用法を選択でき、かつどんどん可能性を生むのも素晴らしいデザインだと思います。そんな事を考えていた先日、たまたま入った雑貨屋さんで発見し、思わず手に取ってしまった smakompisar (スモールコンピサー) というおもちゃにうつわな Designを感じました。

smakompisar.jpgsmakompisar とはスウェーデン語で小さなトモダチという意味。一見お手玉にも見えなくはないですが、手のひらサイズのライフスタイルツールとして素材や感触、サイズにこだわって作られたようです。ハイテクな要素がたくさん盛り込まれた玩具が注目されている昨今、smakompisar のようにシンプルなデザインアプローチはおもしろいですね。実際に smakompisar を手にしたユーザーは、それぞれ好きな色の smakompisar を手に取って思い思いにその使い方を考えたといいます。ちなみに僕は、苔みたいなグリーンの smakompisar を、自宅で一人の時についつい手にもってしまうカメラ用のブロアー(ホコリとか掃除するシュコシュコするやつ)の二代目として手でこねこねしています。心と手のトモダチという感覚です。パッケージデザインもカワイイですね。

こういったデザインのアプローチは Web 上の表現にも少なからず現れてきているような気がします。情報取得の方法の選択は今話題の Plagger などの登場でますます選択肢が増えています。Web Design においても細かい部分のポータル化というか、ユーザーが使い方を考える事ができるデザインというか、なんというか。例えば、色で言えば同じレイアウトデザインパターンで、色情報だけユーザーの好みに選択できるようにするとか。Ajax やら DHTML などを利用して、ユーザーが表示項目の順番を選択できるようにするとか。器としての Web Design が求められるのかもしれません。