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黒白写真の引き伸ばしをはじめた

現像につづいてついに黒白写真の引き伸ばしもはじめました。フィルム現像のときと同じ様にやろうと決めてから少しずつ道具を揃え準備を進めていたのです。印画紙を現像液に浸してしばらく、じんわりと像の浮び上ってくる様子には感動。時間を忘れて没頭してしまいました。

必要な道具と基本的な手順はいただきものの暗室技法入門 黒白写真編という本と、いろいろなサイトに掲載されている情報です。特にお世話になったのサイトは必要な道具の紹介から暗室づくり、引き伸ばしの具体的な手順などのしっかりとした解説を掲載している『暗室のすすめ』というサイトです。

引き伸ばし機は家に大きなものは置けないのでコンパクトなものを探すことに。その他に必要な条件は 6x6 のコマを焼けることと、四つ切りサイズまで引き伸ばせること。いろいろ探してみた結果、ラッキーの 60M という引伸機にしました。持ち運びやすいサイズだし、引き伸ばし機らしいデザインも気に入っています。

イーゼルは余白をきちんととりたかったり印画部を印画紙の中央にしたいので、四枚羽根のユニバーサルイーゼルを選びました。これも新品はとても高いので中古です。同じことは二枚羽根のイーゼルでも使う印画紙に合わせて枠を作ったりして工夫すればできると思うのだけれど、きっと印画紙のサイズをいろいろ変えたくなって面倒になるだろうと予想できるからです。

一番不安に思っていた暗室をどうするかという問題は、脱衣所で引き伸ばしてお風呂で現像という方法で解決しました。幸い今住んでいる家は窓の無い洗面所と浴室のつながった間取りなので、その入口にダークカーテンをかけてやれば暗室として使えます。露光した印画紙を現像するのはお風呂蓋の上で行うとして、引き伸ばし機を置くスペースをどうするかはいろいろと試行錯誤した結果、洗面台の上にスノコを乗せてその上に置くことにしました。洗面台の鏡には引き伸ばし機の光を反射してしまうんじゃないかなどと余計な心配を増やさないようにダークカーテンをかけてあります。難しいだろうなあと思っていた暗室の確保ですが、意外と簡単に用意できました。考るよりやってみるもんですね。

引き伸ばしをやってみて、最初はひたすら印画紙に浮び上ってくる像に感動していました。でも露光時間をどれくらいにすれば良いのかさっぱりわからないので失敗だらけ。そこで段階露光で作ったテストピースを作って、それを参考に適正だと思う露光時間を決めることにしました。ネガによってはやたら露光時間の短い (1秒未満) のものもあったりして苦労したけれど、これは現像の見直しや引き伸ばしレンズの絞りを調節、印画紙の号数を変えるなどして露光時間を調整して対応するようです。あんまり短いと覆い焼きや焼き込みで作品の作り込めないからでしょうか。うーん、まだいろいろ経験不足ですね。どなたか詳しい方、教えてください。

露光した印画紙は現像、停止、定着と進めて定着液に入れて三分ほど経てばもう電気をつけても大丈夫です。何度か失敗して、なんとか仕上げられました。

引き伸ばしはフィルム現像と同じように作業自体はとても単純だけれど、とても奥深いものですね。ルールと手順守れば大きな失敗はしませんが、適正な露出を見極め理想の画を得るためにはテストと経験を必要とすることを実感しました。それに引き伸ばしを通してネガづくりのマズさにも気付けたし、挑戦したいことも増えました。

そして現像、引き伸ばしまで自分でやるという今年の目標の一部を達成できました。本当は写真展をやりたいという目標だったけれど、プロの方に写真を見てもらったり、コンテストに応募したり、写真を雑誌に掲載してもらえたりしたので良い経験はできたはずです。でも来年には自分で引き伸ばした作品で写真展をやりたい。目標は大きいほど楽しめそうです。

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